OBSつけっぱなし vs 自動配信ツール、どっちがいい?
24時間配信をやろうと思ったとき、最初に手が伸びるのはOBS Studioです。無料で高機能、YouTubeに情報も多い。実際、自分もOBSで24時間配信を始めました。
結論から言うと、OBSでの24時間配信は3日が限界でした。正確には3日目の朝5時にPCが固まっていて、配信が約6時間止まっていたのに気づいたのが7時。起きてからOBSを再起動して配信を再開したけど、翌日もまた同じことが起きました。ここでは、OBSで24時間配信を実際にやってみてわかった問題と、自動化ツールに切り替えた理由を具体的に書きます。
OBS24時間配信で実際に起きたこと
1日目:順調に見えた
OBSを起動して「メディアソース」に1時間のLoFi BGM動画を読み込ませ、ループ再生にチェックを入れて「配信開始」。YouTube Studio側で映像が映っているのを確認して、ひとまず安心。エンコーダはx264、プリセットはveryfast、720pで2500kbps。CPUの使用率は常時30〜40%程度で、特に問題なし。
2日目:メモリの異変
タスクマネージャーを開いたら、OBSのメモリ使用量が起動直後の約800MBから1.8GBまで増えていました。いわゆるメモリリーク。OBSでメディアソースをループ再生すると、ループのたびに少しずつメモリが解放されないことがあります(OBSのバージョンや環境による)。この時点ではまだ動いていたけど、8GBしかないPCだったので嫌な予感がしました。
3日目朝:PCフリーズ
朝7時に起きてモニターを見たら、画面が固まっていました。マウスもキーボードも反応しない。電源ボタン長押しで強制再起動。YouTube Studioのアナリティクスを確認すると、深夜1時頃から配信が止まっていました。約6時間のダウンタイム。同時視聴者が平均15人いたので、単純計算で90時間分の再生時間(つまり広告収益)を失ったことになります。
その後も繰り返し
OBSを再起動して配信を再開しましたが、翌日の夜にもまた止まりました。今度はWindowsの自動アップデートによる再起動。「アクティブ時間」を設定して自動再起動を回避しようとしたけど、Windows 11は累積アップデートが溜まると強制的に再起動することがあります。グループポリシーエディタで自動更新を無効にしても、数週間後にはセキュリティアップデートが強制的に降ってきます。
さらに、夏場になると別の問題が出ます。デスクトップPCを24時間稼働させると、部屋の温度が2〜3度上がります。エアコンをつけっぱなしにすると電気代がさらに上乗せ。つけないとPC自体が熱暴走するリスクがある。ノートPCならファンが常時フル回転して、1〜2ヶ月でファンの軸がダメになった、という話も聞きます。
OBSつけっぱなしのコストを正直に計算する
「OBSは無料だからコストゼロ」と思いがちですが、実際に24時間稼働させるとこうなります。
電気代。デスクトップPC(消費電力150W)を24時間x30日稼働。電気料金を1kWhあたり30円として、150W x 24h x 30日 / 1000 x 30円 = 月3,240円。GPU使用時(NVENCエンコード等)は200W程度になるので月4,320円。エアコンを併用すると+2,000〜4,000円。
PCの消耗。HDD/SSDの寿命、ファンの寿命、CPUグリスの劣化。24時間稼働のPCは通常使用の3〜5倍の速さで部品が劣化します。3年で壊れるPCが1年で不調になる計算。修理費や買い替え費用を月割りすると、月1,000〜3,000円程度のコストです。
自分の時間。これが一番大きいかもしれません。配信が止まっていないかを定期的に確認する。止まっていたらOBSを再起動する。PCの調子が悪ければ原因を調べる。こういった作業が週に1〜3回発生します。1回15分としても、月に1〜3時間は取られます。この時間で音源を作ったりSNSで告知したりする方が、よっぽど収益に貢献します。
合計すると、OBSでの24時間配信は月4,000〜8,000円程度の「見えないコスト」がかかっています。
自動化ツールに切り替えて何が変わったか
OBSに限界を感じて、配信自動化ツールに切り替えました。ここからは、切り替え前後で何が変わったかを具体的に書きます。
配信の稼働率。OBS時代は、1週間のうち平均2〜3回は配信が止まっていました。ダウンタイムは合計で週10〜20時間。自動化ツールに切り替えてからは、月に1回あるかないか。YouTube側の障害で止まっても15秒以内に自動で再接続されるので、視聴者が離脱する前に復旧します。稼働率でいうと、OBSが90〜95%、自動化ツールが99%以上。この差は広告収益に直結します。
プレイリスト管理。OBSのメディアソースは基本的に1つのファイルをループするだけです。「VLCビデオソース」を使えば複数ファイルの再生もできますが、曲の追加・削除のたびにOBSの設定画面を開いてファイルパスを編集する必要があります。自動化ツールなら、ブラウザ上で動画をドラッグ&ドロップで並び替えたり、シャッフルモードに切り替えたりできます。新しい動画をアップロードすれば、自動で配信用フォーマットに変換されてプレイリストに追加されます。
外出先からの操作。OBSは自宅のPCで動いているので、外出先から操作するにはリモートデスクトップ(TeamViewer、Chrome Remote Desktop等)を設定する必要があります。しかもリモートデスクトップ経由だとOBSの画面が重くて操作しづらい。自動化ツールならスマホのブラウザからログインして、配信の停止・再開、プレイリストの変更、配信状況の確認がすべてできます。
精神的な余裕。これが意外と大きいです。OBS時代は寝る前に「朝起きたら配信止まってないかな」と気になっていました。旅行中も「PCの電源が落ちてないかな」と心配。自動化ツールに切り替えてからは、配信のことを忘れて過ごせます。月に1回ダッシュボードを確認する程度で、あとは勝手に動き続けてくれます。
月額1,500円は高い?安い?
自動化ツールの月額は1,500円程度。OBSの「見えないコスト」が月4,000〜8,000円だったことを考えると、むしろ安いです。
もう少し具体的に言うと、OBSのダウンタイムによる広告収益の損失だけで月1,000〜3,000円は発生していました。同時視聴者が20人いて、配信が週に10時間止まった場合の損失は、ざっくり計算で月2,000〜4,000円です。自動化ツールの月額1,500円は、この損失を防ぐだけで元が取れます。
それでもOBSが向いている場面
念のため書いておくと、OBSが悪いツールだと言いたいわけではありません。OBSは配信ソフトとして非常に優秀で、以下のような用途では最適解です。
カメラ映像のリアルタイム配信。ゲーム実況、雑談配信、定点カメラなど、リアルタイムの映像をエンコードして送る必要がある場合、OBSの代わりはありません。自動化ツールは「事前に用意した動画ファイルをループで送る」のに特化しているので、リアルタイム映像の配信はできません。
シーン切り替え、テロップ、オーバーレイの多用。ゲーム画面とカメラ映像のピクチャーインピクチャーや、チャット表示のオーバーレイなど、複雑な画面構成が必要な場合はOBS一択です。
イベント配信など短時間の配信。数時間の配信ならOBSで何の問題もありません。PCのフリーズやメモリリークが問題になるのは、48時間以上の連続稼働からです。
つまり、「事前に作った動画をずっと流し続ける」タイプの24時間配信なら自動化ツール、「リアルタイムの映像やインタラクティブな配信」ならOBS。用途が違います。
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